麻雀ルール解説 監修:近代麻雀編集部
麻雀初心者のためのルール解説・入門編、11のステップで覚える麻雀のやり方【監修:近代麻雀編集部】
麻雀入門・ルール
麻雀初心者に覚えてほしいルールを11のステップに分けて解説
します。順番に覚えていくことで理解が進み、読み終えたころには麻雀のルールが頭に入り、やり方がわかってくることでしょう。各ルールに詳細記事をリンクしているので、ひとつひとつ確認しながら麻雀のやり方を覚えていくことをおすすめします。今は手軽に麻雀を楽しめるゲームやアプリがたくさんあるので、ゲームで遊びながら覚えるのもひとつの方法です。記事の最後に、
一人で麻雀の練習ができるおすすめアプリを紹介
します。初心者の方は、まず麻雀ゲームアプリでルールやゲームの流れ、打ち方、役など基礎を覚えることをおすすめします。【目次】
ステップ1:麻雀牌の種類と數、牌の読み方を覚える
ステップ2:點棒の種類と點數配分を覚える
ステップ3:場所決め / 起家(最初の親)の決め方を覚える
ステップ4:配牌の仕方を覚える
ステップ5:ゲームの流れを覚える
ステップ6:流局・途中流局の條件を覚える
ステップ7:アガリ形を覚える
フリテンを覚える
ステップ8:ドラを覚える
ステップ9:役を覚える
ステップ10:鳴き(チー、ポン、カン)を覚える
ステップ11:點數計算を覚える
EX1:麻雀用語を覚える
EX2:一人で麻雀の練習ができるおすすめアプリ
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麻雀格闘倶楽部Sp
麻雀初心者の方に最初に覚えてもらいたいのは、麻雀牌の種類と數、牌の読み方です。麻雀牌は字牌(ツーパイ / じはい:字が書かれた牌)が7種類と數牌(シューパイ / しゅうぱい:數字が書かれた牌)が27種類、
合計34種類
あります。全ての牌は4枚ずつあるので、合計すると34種類×4枚=136枚です。字牌
:7種類 → 白・發・中・東・南・西・北の7種類數牌
:萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)」の3種類×各9枚で計27枚
字牌の正式名稱は「ツーパイ」、日本語では「じはい」と読む 數牌の正式名稱は「シューパイ」、日本語では「すうぱい」と読む
字牌:7種 數牌:27種 × 同じ牌が4枚ずつ ============= 合計:136枚字牌は「
白發中(はく・はつ・ちゅん)
」「東南西北(トン・ナン・シャー・ペイ)
」のセットで考えると覚えやすいです。數牌は読み方の法則を知ればすぐに覚えられます。まずは以下の1〜9の読み方を覚えましょう。次はこれに數牌の読み方を加えます。
例: →萬子(マンズ/ワンズ)の1(イー)なら「イーマン/イーワン」と読む →筒子(ピンズ)の2(リャン)なら「リャンピン」と読む →索子(ソーズ)の3(サン)なら「サンソー」と読む
數字 | 読み方 |
---|---|
1 | イー |
リャン | |
3 | サン |
4 | スー |
5 | ウー |
6 | ロー |
7 | チー |
8 | パー |
9 | キュー |
數牌の全ての読み方は以下の記事にまとめています。
麻雀牌の種類と読み方 - 字牌7種(風牌・三元牌)&數牌27種の計34種類
2021.11.16続きを読む
ステップ2:點棒の種類と點數配分を覚える麻雀では「點棒(てんぼう)」と呼ばれる棒を使って點數のやり取りをします。點棒は、
10,000點棒、5,000點棒、1,000點棒、500點棒、100點棒の5種類
があります。リーチ(立直)をした際は、供託用(一時的に預ける)として場に1,000點棒を「リーチ棒」として出します。全自動麻雀卓で以下のように點棒に色が付いています。
- 10,000點棒:赤
- 5,000點棒:黃
- 1,000點棒:青
- 500點棒:緑
- 100點棒:白
まずは點棒の種類と、點棒ごとの點數配分を覚えてみましょう。點數計算の仕方は少しややこしいので、別の記事で詳しく解説します。リーチ棒の出し方も図解しています。
麻雀の點棒の種類と點數配分
2021.11.16続きを読む
ステップ3:場所決め / 起家(最初の親)の決め方を覚える麻雀には、「
親
」と「子
」という役割があります。4人で打つ場合、各局で必ず1人が「親」になり、殘り3人が「子」となります。親になったときにアガると點數が1.5倍になりますが、子の誰かがツモアガリ(自分で引いた牌でアガる)した場合、他の子よりも2倍多く點數を支払わないといけません。親にはメリットもデメリットもあります。
麻雀のゲームを開始する際は、最初に各プレイヤーが「
座る場所
」と「最初の親
」を決めます。- 起家マークを任意の一箇所に置く
- を1枚ずつ伏せてシャッフルし、混ぜた人以外の3名が1枚ずつ引いていく
- を引いた人が起家マークの場所に座り、以下、反時計回りに → → の順で座る
麻雀特有の場所決めと親の決め方があるので、必ず覚えましょう。ここで全て解説すると長くなるので、以下の記事を參考にしてください。
麻雀の場所決め / 起家(チーチャ)=最初の親の決め方
2021.11.16続きを読む
ステップ4:配牌の仕方を覚える座る場所と最初の親が決まったら、
各プレイヤーが13枚ずつ牌を取っていく
「配牌(はいぱい)」という作業をします。簡単に流れを説明すると、牌山(ハイヤマ)=2段17枚の牌が積まれた山から、各プレイヤーが牌を2枚2列=計4枚ずつ(合計12枚ずつ)取っていく作業です。それぞれ12枚ずつ取り終えたら、親は2枚(1列飛ばして2枚取る)、子は1枚ずつ取ります配牌は手順もルールがあるので、これも確実に覚えましょう。配牌は以下の記事で図解していますので、こちらを読んでぜひ覚えてください。
麻雀の配牌(ハイパイ)の基本的なやり方を畫像付きで解説
2021.11.16続きを読む
ステップ5:ゲームの流れを覚える配牌が終わったら、いよいよゲームのスタートです。配牌は時計回り(右回り)ですが、
ゲームがスタートしたら反時計回り(左回り)に順に取っていく
ので注意してください。麻雀ゲームは、牌を山から「1枚ツモる(取る)」→「1枚捨てる」を繰り返して進行していきます。14枚の手牌(自分の持っている牌)の中から、不要と思った1枚を自分の前に表向きに置きます。不要な牌のことを「捨て牌(ステハイ)」、不要な牌を捨てる行為を「切る」と言ったりしますので、これも覚えておきましょう。
手牌は常に13枚(アガリの形は14枚)ある狀態にするのがルールです。牌を1枚取ったのに手牌から1枚捨て忘れてしまい、手牌が13枚よりも多くなる狀態を「多牌(ターハイ)」と呼びます。反対に、ツモり忘れなどで手牌が13枚以下になる狀態を「 少牌 少牌
ゲームの流れは以下の記事で順を追って解説しています。麻雀ゲームをする前に流れを確認しておきましょう。
麻雀のゲームの流れ ‐ ツモる順番や牌の捨て場所を解説
2021.11.16続きを読む
ステップ6:流局・途中流局の條件を覚える誰もアガらずにゲームが終わることを「
流局
」と言います。局の最後のツモ牌を取る=誰もアガらずに最後の牌「海底牌(パイ)」を取ると流局になります。その他、局の途中であってもゲームが終了する「
途中流局
」になる場合もあります。主に以下の5つが途中流局として採用されます。九種九牌
(キュウシュキュウハイ) 最初に配牌時に數牌の1,9牌と字牌が9種類